カテゴリ:ベルツリーの不動産コラム / 投稿日付:2025/06/14 12:21
空き家の数は年々増加しており、2025年現在では全国に約900万戸を超えるといわれています。
「実家を相続したけど、どうすればいいのか分からない…」「売れそうにない空き家、活用できないかな?」そんなお悩みに応えるのが、近年注目されている“空き家活用”の新しいかたちです。
今回は、空き家を有効に使って収益につなげたり、地域に貢献したりする最新トレンドと実際の成功事例をご紹介します。
◆ 空き家=リスク? から、空き家=チャンス!へ
空き家を放置しておくと、さまざまなリスクが発生します。
- ・景観悪化や倒壊リスク
- ・放火や不法侵入の危険
- ・固定資産税や管理費の負担
こうしたリスクを避けながら、空き家を収益化・地域活性化につなげる動きが今、全国で広がっています。
◆ トレンド①:リノベして“貸す”!ミニマム賃貸・シェアハウス
近年増えているのが、空き家を小規模に改修し、賃貸物件として活用する方法です。
こんな活用法が人気!
- ・1人暮らし向けのコンパクト賃貸(古民家風リノベ)
- ・外国人や学生向けシェアハウス
- ・ペット可物件やサブカル特化型賃貸など、コンセプト型住宅
改修コストを抑えつつ「家賃収入を得られる」ため、投資回収のハードルも比較的低め。
とくに地方都市や駅からやや離れたエリアでも需要があります。
◆ トレンド②:地域とつながる“貸す以外”の選択肢も
空き家の活用は、住居として貸すだけではありません。
地域ニーズと掛け合わせた活用が、いま注目を集めています。
地域と共存する活用例:
- ・地域住民が集えるコミュニティカフェ
- ・フリーランスや観光客向けのワーケーション施設
- ・子育て支援拠点や学童施設としての活用
家を「住む場」から「使う場」へと変えることで、地域に喜ばれる「空き家再生」が実現できます。
◆ 実際の成功事例
◎ 事例①:古民家をリノベして外国人観光客向け民泊に
築60年の木造住宅を、和モダンスタイルに改装。
観光地近くという立地を活かし、外国人観光客に人気の宿泊施設へ。
→ 稼働率80%以上、地域の案内所とも連携
◎ 事例②:空き家を地域の子ども食堂+自習室に
市街地にあった2階建ての空き家を改装。
1階は子ども食堂、2階は自習・交流スペースとして地域に開放。
→ 行政・NPOとの連携で、補助金も活用できた成功例
◆ 活用の前に知っておきたいこと
空き家を有効活用するには、準備と計画が肝心です。
● 物件の状態調査(耐震・配管・雨漏りなど)
● 地域のニーズや用途制限(用途地域や建築基準法)
● 補助金・助成制度の活用(市区町村ごとに異なります)
不動産の専門家や行政窓口と連携することで、費用を抑えつつ、現実的な活用プランが見えてきます。
◆ まとめ:空き家の未来は「使い方」次第
「売れないから放置」ではなく、「活かせば資産」に。
空き家は、“稼ぐ場”にも“地域に喜ばれる場”にも生まれ変わる可能性を秘めています。
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